日本人の知らない日本語 全3巻 / 蛇蔵, 海野 凪子の口コミレビュー

日本語教師の免許を持っていて、話題になった時に読みました。日本語教師あるあるもあり、日本語学習者の外国の方のあるあるも扱っていて、楽しい内容になっています。ただ、バラエティ豊かに見せるためか、色々な学習者、特にヨーロッパ系の方々をたくさんだしていますが、日本国内の日本語学習者の大半はアジア系の方である現実が無視されているように感じました。中国系とベトナム系で9割超える学校がたくさんありますし、趣味で来ている人よりも切実なバックグラウンドを持った人の方が断然多いです。ヒットしたことで、日本語教育の場の誤解にも繋がっているというのは悲しいです。これをみて楽しそうと入ってくるにはなかなかハードな現場です。ただそのあたりは文章などでものべられているので、作者さんが軽視しているとかではないと思います。あくまで本としての面白さを追求されているよい読み物として楽しむ分にはかなりおすすめです。

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日本人の知らない日本語は私も読んだことがある本になります。これは本屋で見つけて、タイトルを見て面白そうだったので読んでみることにしました。この本を読んでみて、改めて日本語が複雑な構造で難しい言語だということを感じました。日本人はあまり気にせず使っていますが、外国人にとっては理解しにくい点が多くあるようです。この難しい言語を使っているわけなので、日本人は誇りに思うべきです。これは漫画になっているのでスラスラ読むことができました。面白い内容になっているので、読む価値はあります。

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ちょっと前にテレビや雑誌などでも良く取上げられていて話題になったコミック本です。日本語学校の講師をしている凪子先生が日頃触れ合う生徒（日本語を習いに来ている外国人の方々）とのやりとりを楽しくまとめた本です。蛇蔵さんが漫画を担当されています。日本語学校の生徒達は、時代劇マニアのエレーンさん、敬語も完璧なイギリス人ビジネスマンのジャックさん、ロシア美女のダイアナさん、ルパン大好きなアメリカ人のスティーブさんなどなど、超個性的な面々が揃います。外国人ならではの素朴な質問から、想像だにしないような劇的な疑問まで、講師である凪子先生がみごとに対応する奮闘記にもなっています。作中に時々はさまれている日本語テストは、意外に難しいものが多くてとても勉強になりますし、凪子先生がコミック中で説明してくれる日本語の起源や物の名前など、知らない事も多くてためになりました。

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