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口コミ投稿
- インプロヴィゼーション―即興演奏の彼方 / デレク ベイリー (著), Derek Bailey (原著), 竹田 賢一 (翻訳), 斉藤 栄一 (翻訳), 木幡 和枝 (翻訳)
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- 投稿日:2020年08月25日
- この口コミの投票獲得数:3票
4 - この本をたまたま見つけた時、子供の頃に音楽教室でモチーフ即興・変奏・即興伴奏などをやって楽しかったのを思い出し、興味を持って入手しました。けっこう昔の本ですが、読んで良かったです。インド音楽からクラシック、ジャズ、現代音楽など様々なジャンルの即興演奏事情が垣間見れて、なかなか興味深いです。欲を言えば、一つ一つの項目をもう少し掘り下げた内容が読みたかったです。個人的には即興演奏は楽しいけれどお金を払った聴衆に聞かせるためのものなのか、自己満足のお遊びなのか、やや疑問も持っていますが、即興自体は音楽の醍醐味の一つである事は間違いなく、まじめな即興演奏論の本に出会えて良かったです。
- EUROPEAN JAZZ SOUNDS [CD] / ミハエル・ナウラ・クインテット, Michael Naura
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- 投稿日:2020年08月24日
- この口コミの投票獲得数:11票
5 - このアルバムを聴いたのは、音楽マニアの知人がこれのアナログ盤を持っていて「CDでも良いから絶対に持っておくべき」と強く勧められたのがきっかけでした。1963年という古い録音だし、懐古的なイメージを持ちながら聴いたのですが「Dr.Jekyll」でそんな先入観は飛んで行き、「Down in The Village」で完全に目が覚めました。これまで脇役というイメージだったビブラフォーンがしっかり主役で光っています。レトロっぽいのに新鮮で、鮮烈という言葉がぴったりです。もっと早く聴けば良かった。アナログ盤は入手困難なようですが、これは持っておくべきだと思いました。
- WHITE NIGHTS [CD] / ウラジミール・シャフラノフ・トリオ, VLADIMIR SHAFRANOV, & その他
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- 投稿日:2020年08月24日
- この口コミの投票獲得数:6票
4 - 一時期は一部のマニアが求める「幻の名盤」などと言われたそうですが、確かにウラジミール・シャフラノフなどという人は全く知りませんでした。聴いてみればとても良いピアノなのに、何故無名に埋もれていたのか不思議です。例えば、名曲を色んな人が弾く時に「あぁ、そこは抑えて欲しい」とか「そこもっとバーンってやって欲しい」みたいな勝手な要望を聴き手は抱きがちですが、そういうワガママをスーッと自然に叶えてくれるようなピアノです。痒いところに手が届くような、そんな魅力があると思います。「Tin-Tin-Deo」などを聴くと特にそう思います。でも単に無難な演奏に収まっているというわけでもなく、綺麗なオリジナル曲も聴かせてくれています。
- WISH [CD] / マナブ・オオイシ・トリオ, Manabu Ohishi, その他
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- 投稿日:2020年08月24日
- この口コミの投票獲得数:6票
4 - 大石学さんという方はこのアルバムで初めて知りました。近年の日本人ジャズピアニストといえば山中千尋さん始め女性の活躍が目立っていましたが、大石学さんもとても良かったです。このアルバムは曲目が少ないしハズレだったら嫌だなぁと思いながら聴いたのですが、3曲めの「My Foolish Heart」が流れる頃にはそんな事すっかり忘れてしまいました。多分オリジナルだと思うのですが「Hikari」という曲が好きです。シンプルで美しいピアノソロから始まって、同じメロディを繰り返しながら音が重なっていく様子がとても印象的でした。
- ATELIER OF MELODY [CD] / パオロ・ディ・サバティーノ・トリオ, Paolo Di Sabatino
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- 投稿日:2020年08月24日
- この口コミの投票獲得数:7票
4 - ここまでピアノで自由に表現できたらどんなに気持ちが良いだろうと、羨ましくなります。オリジナル曲はメロディラインが美しく素晴らしいです。また、「The Girl From Ipanema」「Tenderly」「It's All Right With Me」などのスタンダードは固定観念に捉われない自由なセンスともいえる新鮮な響きがあります。中でも印象に残っているのは「Tango Del Maiamore」です。この美しいメロディを一度聴くと病みつきになります。
- LE CANZONI DI CATERINA [CD] / パオロ・ディ・サバティーノ, Paolo Di Sabatino
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- 投稿日:2020年08月24日
- この口コミの投票獲得数:8票
4 - このアルバムではトリオでもホーンセッションでもなく、全曲ピアノソロになっています。情熱的なトリオの演奏とは雰囲気が全く異なり、シンプルで所々哀愁が漂うけれど、全体的に温かみがあります。あと何と言っても「La Danza Dei Gabbiani」に代表されるように、メロディが美しいです。無駄がなく洗練された美メロに心が癒されます。「Scene Sixteen (For My Grandmother)」という曲も、とても温かくて愛情に溢れています。母や祖母を大事にするイタリア男性らしいなと思いました。
- THE WAY OF TULIPS [CD] / パオロ・ディ・サバティーノ・トリオ, Paolo Di Sabatino
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- 投稿日:2020年08月24日
- この口コミの投票獲得数:8票
4 - スタンダードの名曲「You'd Be So Nice to Come Home to」が入っていたので、この曲に関しては大体の予想がついた状態で聴いたのですが、全く違ったアプローチの曲になっていて驚きました。曲の良さを引き出したような良い意味での新鮮味があります。「Funji Mama」でも同じ事が言えます。あらためてサバティーノはとても柔軟なピアニストだなと感じました。オリジナル曲も素敵で、メロディメーカーとしても素晴らしいです。
- LUNA DEL SUD [CD] / パオロ・ディ・サバティーノ・トリオ, Paolo Di Sabatino
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- 投稿日:2020年08月24日
- この口コミの投票獲得数:7票
4 - トリオの演奏も良いけれど、バリトンサックスやソプラノサックスが加わった演奏も素晴らしいです。スタイルに固執せず、それでいてトリオの演奏を聴きたいファンの気持ちも分かってくれているかのようなラインナップです。1曲めの「Calypso」はいかにもカリプソ・ミュージックという雰囲気で楽しい気持ちにさせてくれますし「Piccolino」では優しいワルツを聴かせてくれます。曲調もバラエティ豊かで飽きさせないアルバムです。
- THE SWEETEST LOVE [CD] / パオロ・ディ・サバティーノ・トリオ, Paolo Di Sabatino
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- 投稿日:2020年08月24日
- この口コミの投票獲得数:6票
4 - タイトルの通り、愛に溢れた曲が詰まった1枚です。1曲めから私の好きな「L-O-V-E」から始まるので、気持ちがはずみます。「Balla con Teddy」はオリジナル曲だそうですが、どこか懐かしいような可愛らしい曲で、これも大好きです。その他にもスタンダードやオリジナルがバランス良く配置されていて飽きさせません。全体的に「愛する喜び」という感じの曲調が多いのですが「Vuelvo al Sur」のようなしっとりした曲もまた素晴らしいです。
- THREEO [CD] / Paolo Di Sabatino
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- 投稿日:2020年08月24日
- この口コミの投票獲得数:6票
4 - ファンの間では入手困難と言われたそうですが、今でもネットで探せば数は少ないけど入手はできるようです。サバティーノの真骨頂が存分に発揮されているアルバムです。どの演奏も活き活きしていて、圧倒的な音数の多さなのに聴いていてちっとも疲れません。むしろゆったりリラックスして安心して聴いていられます。何よりこのトリオのメンバーが素晴らしいです。特に「Coco's Way」のリズム陣の無双ともいうべき圧倒的な掛け合いが見事です。