猫まるさんのページ
口コミ投稿
- CARNIVAL [CD] / 椿屋四重奏
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- 投稿日:2021年01月19日
- この口コミの投票獲得数:6票
4 - 2009年のアルバです。初期のインディーズ時代の椿屋とは雰囲気が変わってきています。昔の方が良かったと思う人と、さらに進化したと感じる人に分かれるかも知れませんが、私は後者です。独特の陰鬱さはやや影を潜めていますが、椿屋らしさは根っこに残していると思います。「シアトリカル」を聴くと特にそう感じます。「フィナーレ」も好きな曲で、どこか懐かしめのメロディに椿屋の哀愁が加わって、ストーリー性のある曲に引き込まれます。
- RED BEST [CD] / 椿屋四重奏
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- 投稿日:2021年01月19日
- この口コミの投票獲得数:5票
5 - 椿屋四重奏のベストアルバムです。2008年発売なので、インディーズ時代が中心の選曲です。ベスト盤っていつも買うのを躊躇うのですが、これは未発表曲が入っていたので迷わず買った記憶があります。「幻惑」という曲には不思議な中毒性があり、どこか歌謡曲っぽさもあります。「共犯」はイントロがかっこよくて、そこからの歌い出し「明日には〜」の気怠い入り方が最高です。未発表曲の「アシンメトリー」も好きです。
- 孤独のカンパネラを鳴らせ [CD] / 椿屋四重奏
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- 投稿日:2021年01月19日
- この口コミの投票獲得数:5票
5 - 椿屋四重奏の解散前最後のアルバムです。私は椿屋のアルバム全部持っているのですが、中でもこれはよく聴きます。聴けば聴くほど「解散は勿体なかったなぁ」と思うからです。椿屋は正直、大ヒットや大ブレイクには恵まれなかったですが、この独特の世界観は誰にも真似できないと思います。「red blues 」はとてもかっこいい曲ですがややマニアックで、ヒットチャートには乗らなくても椿ファンを満足させるには十分。「流星群」は美しいメロディが心にスーッと入ってきます。「思惑と罠」なんて聴くと、改めて解散が惜しまれます。
- 薔薇とダイヤモンド [CD] / 椿屋四重奏
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- 投稿日:2021年01月18日
- この口コミの投票獲得数:12票
4 - 2005年のアルバムです。和製ロックという言葉がぴったりくるような、ストレートなロックとは一味違う艶のある雰囲気が魅力です。このアルバムは初期の頃と比べてだいぶ洗練されてきたような雰囲気を感じます。初期の荒削りさも好きですが、こういうのも良いです。「踊り子」という曲がイントロからかっこ良くて好きです。椿屋のファンは「紫陽花」「螺旋階段」で知ったという人が多いそうですが、「熱病」「朱い鳥」も良い曲です。
- TOKYO CITY RHAPSODY [CD] / 椿屋四重奏
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- 投稿日:2021年01月18日
- この口コミの投票獲得数:5票
5 - 椿屋四重奏はもう10年くらい前に解散してしまったバンドなのですが、いまだに大好きでよく聴いています。このアルバムは特に秀作と言って良いと個人的には思います。元々は収録されている「不時着」という曲が好きでこれ目当てだったのですが、他の曲も全部かっこよくて、いわゆる捨て曲がありません。「LOVER」「恋わずらい」などシングルカットされた曲ももちろん良いですが「LOVE 2 HATE」も好きです。タイトルどおり東京を思い起こさせる曲が多いように思います。2008年のアルバムなのに古さを感じさせません。
- 映画 家族はつらいよ
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- 投稿日:2021年01月18日
- この口コミの投票獲得数:8票
4 - 子どもの頃は、両親や祖父母がなぜこれを見て笑っているのか全く理解できませんでした。お年寄り専用映画という認識でしかなく、昭和のノスタルジーに浸るだけのものだと思っていました。ですが大人になると、なぜか面白いです。別に昭和を懐かしまなくても登場人物の一人一人が面白く、愛おしくなってきます。コメディタッチだけど人物描写がとても深いと思います。人情とか悲哀とか人生のいろいろな事を経験するのと比例して理解できるようになっていくからかも知れません。うちの夫も寅さんが大好きなのですが、同じ価値観で良かったと思います。
- 映画 未来のミライ
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- 投稿日:2021年01月18日
- この口コミの投票獲得数:11票
2 - 上映当時、甥っ子と姪っ子を連れて映画館で観ました。ジブリ映画にも言える事ですが、変なこだわりで無理せずに、プロの声優さんをキャスティングして欲しいです。声に違和感がある時点でストーリーに入れません。内容も中途半端なファンタジーという感じで途中で眠くなりました。まぁ子ども向けと思って割り切れば・・・と思ったのですが、甥っ子と姪っ子もイマイチと言ってて、残念でした。細田監督の他の作品はけっこう面白いと思ったのですが、これは無理でした。
- The Oxford English Dictionary / John A. Simpson (編集), Edmund Weiner (編集)
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- 投稿日:2021年01月18日
- この口コミの投票獲得数:2票
5 - 何年前にいくらで購入したかもよく覚えていないのですが、当時はけっこう思い切って買ったように記憶しています。全20巻2万ページ以上の辞典なんて、普通は要らないですよね。今はコンパクトにまとまった使いやすい辞書がいくらでもありますから。これは重いし場所取るし。今後OEDは紙媒体では出されないそうで、すでに電子版も出ています。きっとそちらの方が何倍も使いやすいのでしょう。でもこのOEDが英語辞典の原点だと思うと愛着が湧いて、処分する気は起きず所持し続けています。
- The Professor and the Madman: A Tale of Murder, Insanity, and the Making of the Oxford English Dictionary (P.S.) / Simon Winchester (著)
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- 投稿日:2021年01月18日
- この口コミの投票獲得数:6票
5 - 日本語訳も出ていますが、こちらの方が私は冗長さがなくて好きです。オックスフォード英語辞典の編纂に携わった2人の博士を中心に描かれています。もちろん実際にはこの2人だけで作ったわけではありませんが、最も重要な役割を果たしたことは間違いないでしょう。天才と狂人は向かう方向の違いだけで、実は同じなのかも知れません。コンピュータもない時代にあんな途方もない作業は常人にはまず無理でしょうから。何か一つでも条件が欠けていたら・・・究極の話、マイナーが人を殺めなければ、あの辞典は完成していなかったかもしれないと思います。自宅裏に建てた作業小屋がどんなものかや、当時の人たちの服装に至るまで詳細に描かれていて、まるで資料館のようでもあります。ノンフィクションですので、事実を淡々と知りたい人にお勧めです。私はOEDの全巻を持っているので、大変興味深く読めました。
- 博士と狂人―世界最高の辞書OEDの誕生秘話 (ハヤカワ文庫NF) / サイモン ウィンチェスター (著), Simon Winchester (原著), 鈴木 主税 (翻訳)
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- 投稿日:2021年01月18日
- この口コミの投票獲得数:8票
4 - 映画化もされたノンフィクションです。ミステリ小説のような読みやすさはありませんが、かの有名なオックスフォード英語辞典ができるまでを知りたい人にはぴったりです。日本語訳の文章が個人的には読みにくく感じる箇所があり、目線が時々止まったり前行に戻ったりしたのがやや残念。苦にならない方は原文(英語)を読むことをおすすめします。とはいえ内容自体は興味深いもので、2人の狂気じみた天才が手がけたOEDにますます愛着が湧きました。









